海水浴だけじゃない!海で子供と遊ぶなら、磯遊びをしてみよう
これから暑くなってくると、家族連れで海水浴に行くご家族は多いと思います。
でも、海水浴とは、違った楽しみ方ができる磯遊びをしたことはありますか?
海水浴場では、あまり多くの海の生物を見ることはできません。
特に関東の海水浴場では、人が多すぎて砂浜で海の生物をあまり見ることはできませんよね。
でも、磯遊びなら海の生物にたくさん出会えますよ!
子供と遊びながら、生物観察をしてみませんか?
磯遊びって、具体的に何をするの?
大人になると、海水浴をすることはあっても磯遊びってしなくなりますよね。
でも、子供は磯遊びが大好きですよ!
ぜひ、お子さんと一緒に磯で遊んでみてください。
磯遊びが初めての子供も大人も、きっと楽しめますよ。
では、磯遊びのポイントを見てみましょう
- 磯遊びの時間帯
- 生物を捕まえる
- 生物に触る・観察する
磯遊びのポイントは、基本的にこれだけなんです。
でも、1日中遊ぶことができます。
具体的にどう遊ぶのか見ていきましょう。
1.磯遊びの時間帯
潮が引いた後の干潮時から磯遊びができるようになります。そして、潮が満ちる前まで、磯遊びができます。
特に、大潮や中潮と呼ばれる、潮の満ち引きが大きい日は、磯遊びに特に適しています。
磯遊びは夏だけでなく、一年中できます。海水浴シーズン以外にも遊ぶことができるので、春や秋など海水浴はできないけど、海で遊びたいときにもおすすめです。
2.生き物達を捕まえる
潮が引いた後、磯の岩の間や潮だまりに海の生物達がたくさん残っています。
よく目を凝らして、生物を探してみましょう。
潮溜まり
岩には、張り付いている生物がいますよ。
うつぼやイソギンチャクなどの生物がいます。
剥がしてみたら、裏はどうなっていますか?
ヒトデやイソギンチャクは、つついてみたらどうなるかな?
石をひっくり返してみると、隠れている生物がいますよ。
手で動かせるくらいの岩の下にも、何かが隠れています。
岩の隙間に、小さな魚・カニ・ウニなど小さな生物が色々隠れていますよ。
棒を突っ込んでたり、小さな網を突っ込んでみましょう。
潮溜まりを覗いて、静かにじっと観察していると、魚が突然泳ぎだしますよ。
人影にも気を付けて!影が動くと魚に気づかれてしまいます。
時には、タコなどを捕っている人もみかけます。
磯では何が隠れているかわからない!
魚屋さんや水族館でしかみたことのない生物を、海で実際に見る体験は子供にとって貴重です。
簡単に捕まえることができる動かない生物もいれば、なかなか捕まえられない生物もいる。だから、楽しい。
捕まえた生物を入れ物にいれて、観察してみましょう。
3.生き物に触ってみる
どんな感触なのか?肌で感じる体験も貴重です。
気持ち悪いものもいるかもしれません。でも、ワクワクする体験です。
観察が終わったら、生物をそっと海に返してあげてくださいね。
子供の探求心を刺激!ポケット図鑑を持っていく
大人でも海の生物に詳しい人は、そんなに多くないですよね。
私は全然詳しくないので、「これなあに?」と聞かれたときに、全く答えることができません!
子供の方が詳しいのですが、それは子供達がポケット図鑑で調べているから。
図鑑があれば、名前や生態がわかるだけで、生物にぐっと近づけます。
名前や生態を知ることができなければ、記憶にもとどまりません。
例えば、どこにでもいる生物でいうと・・・
など、名前は聞いたことがあるけど見たことはない、見たことはあるけど名前を知らない、などなど以外と知らない生物っていますよね。
でも見つけたとき、生物の名前を一致させるだけで更に興味がわき、好奇心を育てることができるのです。
図鑑で調べると、磯遊びがグッと楽しくなりますよ!
ポケット図鑑の定番といえば、小学館のNEOポケット図鑑ですよね。
海で磯遊びの時に使う本は、海辺の生物です。
川遊びの時は水辺の生物、似ているので買う時には注意です!
子供との磯遊びで準備するもの・気を付けること
◆準備するもの
・バケツなど生物を入れる器(なければガラス瓶でもいい)・小さめの網・手を拭くもの・水(手や足を洗うときに使う)
・あるといいもの・・・ポケット図鑑
岩は、海苔などの海藻でとても滑りやすくなっています。スリッパやサンダルは滑って危険なのでやめましょう、靴を必ずはいてください。
岩はごつごつしていて、切れることもあります、くれぐれも気を付けてください。
足をしっかりホールドできるマリンシューズがおすすめです。
暑い時期は、帽子も忘れずに。また、海風に飛ばされないようにしっかり被りましょう。テントを持っていく人は多いのですが、海は風が強いので、強風の時は辞めた方が良いと思います。テントをしっかり固定できるようにしておくことも大切です。
◆気をつけること
大人は子供から目を離さないようにしましょう。
磯遊びをしていると、夢中になりすぎて周りの状況が目に入らなくなります。
波の状況に常に気を配り、波が高くなってきたなど、状況が変わってきたら早めに切り上げましょう。また、海は突然、高波が来ることがあります、十分に気をつけましょう。
子供と磯遊びをしてきました 大磯編
ハゼの子供をさがしているところ
我が家の子供達は、磯遊びが大好き。
月に一回くらいは、磯か魚釣りなど海に遊びに行きます。
何度行っても、毎回新しい発見があります。
今回は、神奈川県の大磯へ。有料駐車場やトイレがあるので、子供連れで行きやすいところです。
今回、子供達はある実験をしていました。
それは・・・
カニはフジツボを食べるのか?
答え、わかりますか?
実験方法は簡単です。
フジツボが大量に岩に張り付いていたので、足で蹴ってはがし、裏返してカニのいる容器にいれて、食べるか?という簡単なものです。
フジツボは硬い殻に覆われているので、カニはフジツボを食べたことはないだろうし、美味しくなさそう・・・という理由で、カニは食べない!と予測。
ところが・・・
結果は、カニはフジツボを食べた!!
同じ容器に入れて30分くらい経った時、カニはフジツボを食べ始めたのです!
カニのハサミでフジツボをつかみ、口に持っていく動作を何度も繰り返しています。
私にはその光景は衝撃的でしたが、子供達はむしろ予測に反した結果に驚いて、さらに新しいものでも発見したように興奮していました。
あっという間に半分くらい食べてしまいました。
これ以上は、おなかいっぱいだったのか、食べませんでした。
予測を覆す結果に、驚きの磯遊びとなりました。
ところで、子供達は日テレの朝の情報番組ZIPの桝さんが好きです。
それは、東大卒で生物が大好きな桝さんが担当する、水曜日のマスカレッジというコーナーが面白いから。
色んな実験を通して、生き物の生態を解き明かしてくれます。
知らなかったことを教えてくれたり、想像を覆す結果になるので、毎週楽しみにしています。
今回は、マスカレッジの影響もあって、カニとフジツボの実験を思いついたみたい。
どうなるんだろう?という子供達の好奇心を育てるいい機会となりました。
磯遊びで、子供と日頃とは違う体験をしてみませんか?